ラジコンヘリのモーターにはヒートシンクがあると安心です。
その理由について、ヒートシンクの解説を交えながら書いていきます。
ブラシモーター限定ではありますが、お手軽で簡単に出来る改造のひとつです。
ヒートシンクとは?
お使いのラジコンヘリを見てみて下さい。
下の写真のようなタイプのモーターはブラシモーターといい
非常に熱を持ちやすい構造になっております。
熱を持つと寿命が短くなったり、何より壊れたりするので
ブラシモーターの熱管理はラジコンヘリでは重要です。
そこでブラシモーターに有効なのがヒートシンクです。
ヒートシンクはアルミ素材で非常に軽く作られています。
アルミは熱しやすく冷めやすいという性質がありますので、放熱には最適というわけですね。
また、アルマイト加工で色が大変鮮やかで豊富であるという特徴もあります。
中には背中にファンがついているものもあり、放熱効果を更に高めたものがあります。
お使いの環境によってはかなり効果的に熱を冷ましてくれることでしょう。
ヒートシンクの加工は簡単
なかなか自分のモーターサイズに合ったヒートシンクがなかったりするので
お使いのラジコンヘリのモーターの大きさによって成形するのも手です。
例としてSOLO PRO 228のモーターにつけてみます。
SOLO PRO 228は380のモーターですが
これに540サイズのヒートシンクを装着してみます。
このヒートシンクをペンチやプライヤーなどで整形します。
といっても複雑な加工は特になく
ただ単にモーターに密着するように、開いた口を縮めていくだけの作業です。
場所的に邪魔な場合は少し削ったり切ったりする作業が必要になると思います。
SOLO PRO 228は周りにサーボがついているので
先端をいくらか切らなきゃかと思ってましたが、なんと無加工でつきました。先端の厚みが薄かったためすんなり入りました。
このモーターは外面のハンダがちょっと盛り上がっていますので
軽くヤスリで擦って、少しでも密着するようにすると尚良いですね。
ヒートシンクをつけると見た目も華やか
実際にヒートシンクをつけてみるとこんな感じです。
SOLO PRO 228なんかは元々ヘッド周りがメタルなので合いますね。
ヒートシンクはあくまで補助的なもの
ヒートシンクの放熱はあくまで補助的なものです。
夏場のように気温の高い日ではヒートシンクだけでは全く足りません。
基本的には1フライトずつにラジコンヘリを休ませる癖をつけましょう。
熱を持ちにくい性質のブラシレスモーターでも休ませることをお勧めします。
モーター以外にもアンプや受信機など、他にも熱を持つ電気類はあるからです。
これはラジコンヘリというよりも電気の基礎的なことですね。
なるべく無理をさせないような環境を作ってあげましょう。
ヒートシンクをつければモーターの寿命もいくらか延びますし
見た目も豪華になるので私は結構気に入っています。
とはいっても、飛行中はキャノピーで見えないんですけどね(笑)
以上、ラジコンヘリにはヒートシンクが必要な理由でした。