とても簡単な自作ラジコン船の作り方です。船自体は構造上簡単なので、初めての方でも作ること自体は難しくありません。
初挑戦だったので色々とつっこみどころがあるかと思いますが、皆様はこの記事をベースにより良いラジコンボートを作って頂けると幸いです。
自作ラジコン船の作り方
船体の素材
船体の素材は基本的に100円ショップで購入しました。 発泡スチロールのブロックです。
これが何気に質が良くて、泡の密度が高くかなりの浮力があります。100円ショップでは珍しく「MADE IN JAPAN」でした。
まずは船体作り
まずは、船体から作っていきます。自作なので大きさは自由ですが、最初は慣れないので大き目の方が良いかと思います。私はブロック4個分で作りました。
これをこのような配置で接着します。
普通の接着剤では溶けてしまうので、発泡スチロール用ボンドを使用しました。 こちらも100円ショップです。
スチロールカッターを使って好きな形にしていきます。このスチロールカッターは、ターボ機能が付いているのでスイスイ切れます。
発泡スチロールのカットには、Amazonさんで購入したこちらを使用しています。
中にメカが入るようにくりぬきました。形は結構適当です。
ちょっとミス
一旦丸ごと切ってしまって後から外壁の部分を接着するという、ものすごく不合理なやり方をしています(汗)
切ったあとは、絶対に浸水しないようにとグルーガンでたくさん盛りました。しかし、後からボンドで外壁全体に膜を張るので、内側からのみで十分な感じです。
外面だと盛り上がってしまい、見た目的にもダサくなってしまいますしね。なんか色々とやらかしてしまっています(笑)
私は身近に船体の材料となるものがなかったので、このような方法をとりました。しかし、発泡スチロールの板などがあれば、それを接着した方が良いかもしれません。
ホームセンターで売られているスタイロフォームなどは、お勧め出来ます。
スタンチューブを通す
こちらがスタンチューブと言われるものです。スクリューのシャフトを外から中に通すためのパイプです。中にグリスを塗って、水が浸入出来ないようにします(油ではじく)。
スタンチューブは、以下のパイプスクリューにセットで付いてきました。
ボンドで膜を貼る
形が決まったら、最後にボンドを全体に塗って膜を張ります。これをすると本来有機溶剤に弱い発泡スチロールに、ラッカーを吹きかけることが可能になります。
色付けと強度UP、更には浸水もしにくくなるのでお勧めです。
最終的な修正
ちなみにここから少し修正しました。 スクリューの位置を引っ込めています。
それに伴い、羽が当たらない様に少々削りました。舵は船体の外側に出っ張ると思っていたので、削る必要がありました。
舵はこちらのものを使用しています。
ジョイントは私は自作しましたが、お店で売っていました。穴の径は、自分のモーターと同じものを使用して下さい。
Amazonさんでは品薄状態みたいなのですが、近所の模型屋で売っている可能性があります。私の近所の模型屋では普通に売っておりました。
船体の中身(メカ部分)
肝心の中身ですが、今回は友人からタダで頂いた車のメカをそのまま積み込みました。ラジコンというのは、船だろうが車だろうが、仕組みは似たようなものです。
なので、バッテリー以外はラジコンカーと同じ中身になっています。下のセットとほとんど同じものを使用しています。これをそのまま詰め込んだ形です。
写真を見る限りでは、モーターだけついてないかもです。
サーボ
船の左右移動には、サーボを使います。これを舵に伝わるようにします。これは針金で駆動するようにしました。
スピードコントローラーとバッテリー
こちらがスピードコントローラーです。これがあると船の速度を調整することが出来ます。
バッテリーは、ラジコンヘリで使っていた7.4Vのリポを使用しています。
リボバッテリーを使用しようと思ったのは、ラジコンカーについてきたバッテリーが大きすぎたためです。
あとは「重くて沈んじゃうかな」と思ったからなのですが、今回の構成では浮力的には全然余裕があります。
スペースさえ確保すれば、上記の電動RCドライブセットのバッテリーでも、全然問題なさそうです。
モーター
モーターは固定&冷却で、自作扇風機の頭部分をそのまま使うことにしました。重心が前になっているのは、まさしくこれが原因です(笑)
このモーターはラジコンヘリ用にAmazonで買っておいたものです。興味がある方は以下の記事をどうぞ。
自作ラジコン船の作り方まとめ
大雑把ですが、以上が自作ラジコン船の工程でした。ここから人によってスピードを求めたり、スケール感を求めたりと幅が広がると思います。
お子様がいる方は、自由研究などにいかがでしょうか。
中身を詳しく解説した記事も作成しましたので、興味のある方はこちらもご覧下さい。