SYMAから販売されているX5SWのレビューです。
Amazonではすっかり有名となっている、同社のX5C(京商クアトロックスアイ)のFPV(スマホでリアルタイムで映像が見れる機能)が追加されたドローンとなります。
X5Cとの違いや実際に飛ばした様子など詳しく書いていきますので、ぜひ見ていって下さい。
X5SWの機体と各部の様子
X5SWの外箱はしっかりとした作りで綺麗でした。いつもの海外製の雑な感じは一切ありません(笑)
こちらがX5SW本体です。X5Cとよく似ていますね。
裏面の様子です。X5Cと比べると、X5SWは細かく改善されている点がいくつもあります。
X5Cからの改善点
まずは、カメラが取り外せるようになったことです。
写真手前のボタンを押しながら引くと、外せる様になっています。気配りが細かいです。
バッテリーは、普通にコネタク同士を繋げるようになりました。
X5Cだと取り外しがちょっとやりづらかったので、この改善はGOODです。下の写真はX5C(クアトロックスアイ)のバッテリー接続部分です。
スキッドとローターガードは自分で取り付けますが、X5SWの付属品全部を装着するとこんな感じになります。 DJI PHANTOMに似ていますね。
SYMA X5SWのセット内容
X5SWの内容物についての解説です。箱の中身一覧です。
X5SWのバッテリーは2つ付属していました。その他にもドライバーひとつとスキッドが付いています。スキッドは予備ではなく、自分で取り付けるためのものです。
X5SWにはローターガードが付属しています。もともとの壊れにくさにこれが加わると、本当に壊れません。
こちらは予備のローターです。4枚あります。形状などは、X5C(クアトロックスアイ)と同じでそのまま併用可能です。
クアトロックスアイだと、後ろのローターが黄緑色で前後の判別がしやすかったのですが、X5SWはどちらのローターも白色でした。X5Cもそうみたいですね。
私は後ろのローターを、クアトロックスアイの黄緑色のローターに交換しました。
充電器です。私はWalkera製のもので充電しております。
X5SWの送信機です。操作はモード2になります。京商クアトロックスアイのものがそのまま使えましたので、私はモード1でやっております。
これがX5SWのカメラでWifiモデルとなっております。
画質はX5C(クアトロックスアイ)と似たような感じですね。
メーカー付属の説明書です。
AmazonのYUKISSさんという販売店で買うと、日本語マニュアルが付属しています。ただちょっと適当な感じで、途中の説明文がおそらくX5Cと同じものになっていました。
この日本語マニュアルには期待しない方が良いです。
日本語説明書にはSDカードの装着について書かれていましたが、どう見ても挿入場所がないので気になってバラしてみましたが、やっぱりSDカードを入れる場所はありませんでした。
なので、X5SWはFPVで録画しないとダメなようです。
送信機にスマホを装着
この洗濯バサミのようなものでスマホを装着します。
上部分に刺すだけの簡単なものです。
7インチのタブレットでは挟みきれなかったので、これが使えるのは実質スマホのみですね。
FPVで送られてくる映像は0.5秒くらい遅れてきます。映像のみでの操作は厳しいので、目視での操作が基本になります。
あくまで場所を確認するなどの補助的なものとして使いましょう。
クアトロックスアイ(X5C)との違い
クアトロックスアイ(X5C)との違いです。本体部分は同じような感じですが、X5SWはスキッドの高さが違いますね。これだけでも何か立派に見えます。
高さ以外の全体的な寸法は似たような感じです。
X5SWの全体的な感想や飛ばした様子など
カメラが取り外ししやすくなったことやバッテリーの接続部の改良、モーター下部分の空気穴も今回は控えめになっており、ゴミなどが入りづらくなっています。
X5Cでの反省点がきちんと反映されており、本当に細かく改善されています。その繊細な気配りはまるで日本人が作ったかのようです。(海外ですが)
惜しむべくはカメラにSDカードが付いていないことでしょうか。スマホやタブレットがない方は空撮が出来ません。
ただX5C(クアトロックスアイ)のカメラが取り付け可能なので、既に持っている方はそちらを流用することが可能です。
カメラだけでなくバッテリーやローターにも互換性があります。なので、X5C(クアトロックスアイ)のバッテリーやローターがそのまま活かせます。
どこかのショップでX5Cのバッテリーの互換性はないみたいな記述を見かけたのですが、私の環境下では特に問題ありませんでした。暴走するなどの問題は起きておりません。
X5SWを飛ばした様子
X5SWを飛ばした感想ですが、飛行性能はX5C(クアトロックスアイ)とよく似ていて、非常に安定感があります。
X5Cと同じく傑作機といえるでしょう。SYMA社のドローンは本当に出来が良いです。
X5Cと同様に風に弱いというような意見を見掛けますが、当て舵がきちんと出来ていればそこまでではありません。
気圧センサーや高度維持機能等がついていれば話は別ですが、この価格帯のドローンではどれでも当て舵が必須です。現状の環境下では、安いものほど操縦の腕が必要になっています。
X5C(クアトロックスアイ)と同じくドローンの入門機としては最適ですね。
操縦が上手くなれば、どんな機体でもある程度の空撮が出来るようになりますので、まずはこのドローンで操縦の練習することをお勧め致します。
コストパフォーマンスを考えれば、飛行性能も画質もどれも優秀です。上述した改善点やFPVが気に入ったら、X5SWを購入すると良いでしょう。
以上、X5SWのレビューでした。