今回はジャイロについて詳しく解説致します。ラジコンヘリをやっているとよく耳にする単語だと思うので、ぜひ覚えておきましょう。
ジャイロの役割
ラジコンヘリはメインローターが時計回り(右方向)に回転しています。するとその反動で機体は左に回転します。 その反動が出た際に向きが変わらないように、位置を維持してくれるのがジャイロの役目です。ジャイロがないと機体がクルクル回転してしまうわけですね。
テールの当て舵を自動でしてくれる
早い話が機体の向きを一定に保ってくれる、テールの自動当て舵機能です。
ジャイロが機能しているとピタッピタッとテールの収まりが良くなります。逆にジャイロが機能していないと慣性でスーッと動いてしまいます。慣性が働くということはそのまま横や対面になってしまう可能性が高くなるわけです。
上手な人ならまだしもケツホバしか出来ない!という初心者の方だと墜落へ王手という状態になってしまいます。そのため初心者の方はジャイロ感度をなるべく上げておく必要があります。数値を上げるほど敏感に反応しますので色々変更してみて、お好みの強さに調整してみて下さい。
ジャイロ感度をあげすぎてもダメ
ただし、感度を常にMAXにしとけば良いという問題でもありません。感度を上げすぎると「ハンチング」と呼ばれる小刻みに左右ビクビクと動く現象が出る場合があります。
初心者の方は基本的にこの症状が出る直前まで感度を上げておくと良いです。私のsolo pro 228でやってみたところジャイロ感度90でもハンチングは起こらず、問題ありませんでした。
ナインイーグル製品のジャイロ感度の設定方法はこちらの記事をどうぞ。
言葉で聞いてもよくわからないという方は一度、ラジコンヘリを手に持った状態でほんの少しスロットルを上げて、テールの向きを少し勢いをつけて左右に動かしてみて下さい。※安全には充分注意して下さい。
右に動かした時と左に動かした時で、テールブレードの回転(風の強さ)が変化するのがおわかり頂けるかと思います。
現在のラジコンヘリはジャイロの技術の発展のおかげで昔よりずっと簡単に操作出来るようになっています。いい時代になりましたね。